1記事で32人購読が増えた。たぶん理由は、ノウハウより“欲望”を書いたからです。
有益情報だけならAIに聞けばいい。でも、恥・失敗・欲望・体温が混ざった記事は、その人にしか書けない。
先に白状します。
1記事で32人購読が増えました。
嬉しかったです。
かなり嬉しかったです。
「いや、僕は数字とか気にしてないんで」みたいな、白湯を飲んでそうな顔は、僕にはまだできません。
通知を見た瞬間、心の中では小さな盆踊りが始まっていました。
47歳のおっさんの承認欲求、まだ普通に現役です。
膝に少し不安はありますが、心の中では踊れます。
ただ、今日は、
「僕、すごいでしょ」
という話をしたいわけではありません。
いや、少しはあります。
そこを完全に否定すると、逆に嘘くさい。
村長も人間です。
読まれたら嬉しい。
購読されたら嬉しい。
数字が増えたら、普通に夕飯の味が少し濃くなります。
でも、今日の本題はそこではありません。
本題は、
なぜ、その1記事で32人が購読してくれたのか。
ここです。
══ 32人増えた記事 ══
5月22日の夜20時ごろ。
サブスタを始めて、たぶん10日目くらい。
僕は、こんなタイトルの記事を無料公開しました。
「サブスタックでフォロワーは増えた。でも誰も読んでいない」
結果として、その記事からだいたい3日間で30人近く。
最終的には、32人ほど購読者が増えました。
コメントも64個つきました。
当時の僕は、今みたいに「村長」として多少認知されていたわけでもありません。
まだ村長というより、
村の入口で旗を振っている、少しうるさいおじさん
くらいの存在でした。
しかも本人もまだ村の地図を持っていない。
「こっちに村ありますよー!」
と叫びながら、自分でも村役場の場所がわかっていない。
そんな状態です。
それでも、1記事で32人が購読してくれた。
今振り返ると、あの記事には大きな特徴がありました。
ノウハウの顔をしていたのに、中身はかなり人間くさかった。
══ タイトルが、発信者の胃を押した ══
「フォロワーは増えた。でも誰も読んでいない」
これは、サブスタをやっている人なら、けっこう刺さると思います。
フォロワーは増えた。
数字は少し動いた。
でも、記事に反応がない。
コメントも少ない。
購読者も増えない。
読まれている感じがしない。
この感じ、けっこう寂しいです。
人がたくさんいる駅前で、自分だけ透明人間になっているような感覚です。
足音はする。
話し声もする。
でも、自分の声だけ通らない。
「すみません、僕ここにいます」
と言っても、みんな普通に通り過ぎていく。
フォロワー数だけ増えて、手応えがない状態。
あれは、けっこう胃にきます。
たぶん、あのタイトルはサブスタを頑張っている人の中にある、
「これ、自分だけじゃないよね?」
という場所を押したんだと思います。
有益情報というより、心の足ツボです。
押されると痛い。
でも、ちょっと効く。
══ ノウハウに、欲望が混ざっていた ══
あの記事は、一見するとサブスタ攻略記事でした。
フォロワーがどう増えたのか。
どんなふうに動いたのか。
どれくらい数字が変わったのか。
そういう実験記録も書きました。
でも、たぶん読まれた理由はそれだけではありません。
そこに、僕の過去の経歴や、失敗や、今さらサブスタをやっている理由も入っていました。
そして何より、
欲望を隠さなかった。
僕は、かなり正直に書いていました。
数字が欲しい。
読まれたい。
認められたい。
人気者になりたい。
いい大人が、真顔で「人気者になりたいです」と書くのは、まあまあ痛いです。
47歳のおっさんが、承認欲求を裸足で村中に走らせているわけです。
しかも、途中で息切れしている。
でも、たぶんそこがよかった。
きれいなノウハウだけなら、どこかで見た味になります。
でも、その中に欲望が混ざると、急に人間になります。
読者は、完璧な先生だけを追いたいわけではない。
むしろ、
「この人、欲を隠してないな」
「かっこつけてないな」
と思ったときに、少し距離が縮まることがあります。
══ 有益だけなら、もうAIに聞けばいい ══
今の時代、客観的な有益情報だけなら、AIに聞けばかなり出てきます。
「Substackでフォロワーを増やす方法」
「読まれる記事の書き方」
「購読者を増やす導線」
こういう情報は、AIに聞けばそれなりに整理されます。
たぶん僕より上品です。
句読点も整っています。
47歳のおっさんが途中で盆踊りを始めることもありません。
でも、きれいすぎる情報には弱点があります。
誰が書いても同じ匂いになる。
スーパーの総菜売り場に並んでいる、きれいなパックのおかずみたいなものです。
清潔。
便利。
助かる。
でも、そこに「この家の味」はない。
AIに聞けば出る情報を、わざわざあなたから読みたいわけではない。
でも、
あなたが実際にやったこと
あなたが失敗したこと
あなたが恥ずかしかったこと
あなたが欲しかったもの
あなたがその場で見た景色
これは、あなたにしか書けません。
人間の記事に必要なのは、情報だけではなく、
指紋
なのかもしれません。
══ 強いのは、有益情報 × 自己開示 ══
自己開示だけでも弱いです。
有益情報だけでも弱いです。
強いのは、たぶんこの形です。
有益情報 × 自己開示
もっと言うと、
役に立つ話の中に、自分の恥・欲・失敗・体験を混ぜること。
カレーで言えば、有益情報はルーです。
でもルーだけだと寂しい。
そこに肉が入る。
玉ねぎが溶ける。
じゃがいもが少し崩れる。
なぜか昨日の残りのウインナーまで入る。
その瞬間に、
「この家のカレー」
になります。
記事も同じです。
情報だけだと、どこかで食べた味になる。
でも、自分の体験や欲望を入れると、その人の味になる。
そして人は、意外とその味を覚えます。
══ 今日の結論 ══
1記事で32人購読が増えた理由を、僕なりに考えると、
ノウハウより、欲望を書いたから。
これがかなり大きかったと思います。
もちろん、タイトルもよかった。
テーマもよかった。
タイミングもよかった。
日頃のいいねやコメント回りで、ある程度の接点があったことも関係していると思います。
でも、それだけではない。
たぶん読者は、
情報だけではなく、そこにいる人間を見ていた。
サブスタでは、正しい記事だけでは足りない。
有益な記事だけでも足りない。
そこに、
あなたの体験
あなたの欲望
あなたの失敗
あなたの夢
あなたの哲学
こういうものが混ざったとき、記事はただの情報ではなくなります。
人がいる記事になります。
有益情報だけなら、もうAIの棚に並んでいます。
でも、
あなたがそこにいる記事
は、あなたにしか書けません。
読者は、正しい情報にだけ購読するわけではありません。
たぶん、
「この人の次の失敗も見たい」
「この人の次の発見も見たい」
「この人がこの先どうなるのか見たい」
そう思ったときに、購読します。
もしよかったらコメントで教えてください。
あなたの記事に、AIに聞いても出てこないものを入れるなら、何を入れますか?
失敗ですか。
欲望ですか。
過去ですか。
夢ですか。
それとも、まだ誰にも言っていない本音ですか。
僕は、そういう記事を読みたいです。
そしてたぶん、サブスタ村はそういう記事から面白くなっていくと思っています。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。コメント付きリスタックをしていただけましたら、リスタックでお返しさせていただきます。それではこれからも共に顔晴りましょう。



