購読者を増やすいちばん簡単な方法。たぶん相互購読です。でも僕は今やりません。
これは美しい成功法則ではありません。村の入口で配る、少しせこい通行手形みたいな話です。
先に謝ります。
今日は、美しい話ではありません。
「良い文章を書き続けていれば、いつか誰かが見つけてくれる」
そう信じたい気持ちはあります。
でも、それだけで見つかるなら、世の中の名文たちは今ごろ全員、武道館に立っています。
現実はもう少し泥くさいです。
少しせこいです。
そして、たぶんその方が動きます。
サブスタの海には、今日もたくさんの文章が流れています。
本当にいい文章もあると思います。
でも、誰にも見つからない文章は、海に落としたコンタクトレンズです。
ある。
たしかに、ある。
でも、誰も見つけられない。
だから今日は、文章力とか世界観とか、そういう白いシャツみたいな話の手前にある、もっと現実的な話をします。
今、サブスタで購読者を増やすいちばん簡単な方法。
僕の答えは、かなりシンプルです。
相互購読です。
はい。
いきなり夢がありません。
今日は村長、ジャージで話します。
══ 相互フォローより、相互購読の方が一段深い ══
相互フォロー、いわゆるフォロバ企画は、サブスタでもよく見かけます。
「フォローしてくれたらフォロー返します」
「一緒に伸ばしましょう」
「新しく始めた人、つながりましょう」
こういう投稿はあります。
これはこれで、かなり効きます。
実際、僕も最初の頃はフォロバ企画に助けられました。
でも、意外と少ないのが、
相互購読します。
これです。
フォローではなく、購読。
玄関で「こんにちは」と挨拶するのがフォローだとしたら、購読は、
「じゃあ今度、お茶でも飲みに行きますね」
に近い。
もう少し、家の中に入る感じです。
だから、購読者数を増やすという一点だけで見れば、相互購読はかなり強いと思っています。
══ でも、僕は今やりません ══
ただし、ここからが大事です。
僕は今のところ、相互購読をやる予定はありません。
お前、すすめておいて自分はやらないのかよ。
はい。
やりません。
村長、ここは静かに障子の裏へ下がります。
理由はシンプルです。
読めなくなるからです。
僕は今、無料購読者が580人以上います。
ここで僕が「相互購読します」と言って、新しく購読してくれた方、すでに購読してくれている方をどんどん相互購読していったら、おそらく僕が購読している人の数も600人、700人と増えていきます。
すると、タイムラインが大変なことになります。
村の掲示板が、急に新宿駅の電光掲示板になります。
見たい。
でも多い。
読もうとする。
でも流れる。
気づいたら、誰の記事もちゃんと読めていない。
村長なのに、村人の家の場所がわからなくなる。
「村長、うちの記事読んでくれました?」
「えっと、すみません、村のどのあたりにお住まいでしたっけ?」
これはまずい。
村長というより、ただ村に迷い込んだおじさんです。
だから僕は、今のところ相互購読企画はしません。
でも、方法としてはかなり強い。
ここは正直にそう思っています。
══ なぜ相互購読は効くのか ══
理由は簡単です。
相手にとってのメリットがわかりやすいからです。
「購読してください」
だけだと、相手にとってメリットが弱い。
もちろん、記事が面白ければ購読してくれます。
でも、始めたばかりの人の記事は、そもそもまだ見つかっていません。
無人島で、めちゃくちゃ美味いラーメン屋を開いているようなものです。
味はいい。
スープも深い。
麺も自家製。
でも、客が船で来ない。
そこで相互購読は、ひとまず手旗信号になります。
「ここに店あります」
「しかも、あなたの店にも行きます」
これは、とてもわかりやすい。
特に始めたばかりの人にとって、購読者が1人増えることは普通に嬉しいです。
投稿しても誰にも読まれない。
コメントも来ない。
いいねも少ない。
自分の文章だけが、広大なサブスタの海にポチャンと落ちて、そのまま沈んでいく。
あれ、けっこう寂しいです。
もう投稿というより、瓶に手紙を入れて東京湾に投げているようなものです。
誰か読んでくれ。
せめてフジツボでも反応してくれ。
そういう状態で、購読者が1人増えるだけで、少し救われます。
「あ、自分は完全な独り言を言っているわけじゃないんだ」
この感覚があるだけで、人は続けられます。
══ やるなら、恥ずかしがらずに看板を出す ══
ただし、やるなら中途半端は弱いです。
一回だけ、
「相互購読します」
と投稿して終わりでは、たぶん流れます。
人はそんなに見ていません。
残酷ですが、あなたの一投稿を、全員が正座して待っているわけではありません。
僕の投稿ですら、たぶん普通に流れています。
村長、わりと川下まで流されています。
だからやるなら、サムネイル画像にもはっきり入れる。
相互購読企画やっています。
これくらい、見た瞬間にわかる方がいいです。
ラーメン屋が「ラーメンあります」と書かずに、店先で俳句を貼っていたら困ります。
まずラーメンと書く。
相互購読なら、相互購読と書く。
やるなら、最低限このあたりです。
ノート投稿で宣言する
サムネイルに「相互購読」と大きく入れる
一度で終わらせず、定期的にリスタックする
1日1回くらいは、相互購読していることを発信する
購読してくれた人への反応を早くする
なぜなら、認知は一回では取れないからです。
今朝食べたものすら怪しい人間が、他人の相互購読企画を一発で覚えているはずがありません。
何度か見るから、
「あ、この人、相互購読しているんだ」
となります。
══ ただし、相互で増やしているのは透ける ══
注意点もあります。
相互購読で増えたことが、あまりにも見えすぎると、
「ああ、この人は記事が面白くて増えているというより、交換会で増やしているんだな」
と思われる可能性があります。
これは正直あります。
購読者500人。
でも購読している人も500人。
この見え方は、人によっては気になります。
数字は信用になります。
でも、数字の増え方も見られます。
名刺の裏に、
「全部相互です」
と透けて見えると、少し味が変わります。
高級寿司屋だと思って入ったら、裏で全部スーパーのパック寿司を詰め替えていたような感じです。
いや、うまければいいんです。
でも、見え方としてはちょっと変わります。
だから、相互購読は万能ではありません。
これは美しいブランド戦略ではなく、入口を作るための道具です。
══ 誰におすすめか ══
僕は、すでに実力で100人以上の購読者を獲得している人には、無理におすすめしません。
たとえば、
文章でちゃんと読まれている人
音声で人が集まり始めている人
ライブに常連が来ている人
コメント欄に名前が出始めている人
すでに小さな村ができ始めている人
こういう人は、焦ってやらなくてもいいと思います。
もう小さな焚き火は起きています。
そこで急に灯油をまく必要はありません。
燃えるかもしれませんが、近所も驚きます。
一方で、こういう人には選択肢になります。
購読者が10人、20人、30人あたりで止まっている人
毎日投稿しているのに、誰にも届いていないように感じている人
数字が動かなくて、心が折れかけている人
まずは誰かに読まれるきっかけが欲しい人
なりふり構わず、入口を作りたい人
別に、それで一生やれと言っているわけではありません。
最初のきっかけです。
いきなり武道館を目指す前に、まず公民館で3人に聴いてもらう。
そういう段階はあります。
相互購読は、その公民館の椅子を並べる作業に近いです。
地味です。
少しせこいです。
でも、椅子がないと人は座れません。
══ 相互購読は入口です。家ではありません ══
もちろん、相互購読だけで村は作れません。
購読者数だけ増えても、記事が読まれなければ意味はありません。
コメントがなければ関係性も生まれません。
ライブに来てもらえなければ熱量も生まれません。
サブスタで本当に強いのは、数字よりも人の気配です。
コメント欄に人がいる。
ライブに人が来る。
名前を呼び合う。
誰かの記事を誰かが紹介する。
「この人、面白いよ」
と村の中で噂が回る。
そこまで行くと、ただの購読者数ではなくなります。
関係になります。
僕がサブスタ村でやりたいのは、数字だけを増やすことではありません。
夢を聞くこと。
人を紹介すること。
ライブでつなげること。
公開添削でその人を知ってもらうこと。
オンラインの縁を、リアルな関係や企画や仕事につなげること。
そのためには、購読者数も必要です。
ここも綺麗ごとは言いません。
数字が少ないと、そもそも見てもらえないことがあります。
数字は入口の信用です。
ただし、数字だけでは足りません。
数字は村の門です。
でも、門だけ立派で中が空き地なら、ただの謎施設です。
入口は広く。
中は濃く。
出口はリアル、企画、事業へ。
だから、相互購読は武器です。
でも、武器を持ったあとに何を作るのか。
そこまで考えた方がいい。
══ 今日の結論 ══
相互購読は入口です。
家ではありません。
そこに住む人がいないと、ただの数字の空き家になります。
僕は今やりません。
でも、方法としてはかなり強い。
もしあなたが今、購読者が伸びなくて苦しいなら、恥ずかしがらずに使ってみてもいいと思います。
ただし、使ったあとが本番です。
数字を増やしたら、人を見てください。
購読者を増やしたら、記事を書いてください。
入口を作ったら、村を作ってください。
相互購読は、少しせこいです。
でも、せこい入口から、本物の関係が始まることもあります。
僕はそういう村なら、けっこう好きです。
これが、今日の正直な結論です。
最後までお読みいただきありがとうございます。コメント付きでリスタックしていただけたらリスタックでお返しさせていただきます。


