優秀なサラリーマンほど、副業でつまずく理由
会社では船に乗っていた。副業では、まずイカダ作りから始まる。
会社では優秀だった人が、副業を始めた瞬間、急に小鹿になることがあります。
会議では強い。
資料も作れる。
上司への説明もうまい。
部下の面倒も見られる。
営業成績も悪くない。
飲み会の店選びまで妙にうまい。
かなり優秀です。
社内では「あの人、仕事できるよね」と言われている。
本人も、それなりに自信がある。
そして副業を始める。
その瞬間、手が止まります。
何を売るのか。
誰に売るのか。
どこで売るのか。
いくらにするのか。
どうやって知ってもらうのか。
資料30枚は作れるのに、告知文3行で止まる。
役員会議では堂々と話せるのに、自分の商品紹介になると声が小さくなる。
これは、能力が低いからではありません。
競技が変わったからです。
僕は、会社員の先生ではありません
先に言っておきます。
僕は、偉そうにサラリーマン論を語れるほど、サラリーマンをやっていません。
司法書士の資格を取ったあと、都内の司法書士法人で数ヶ月働いたくらいです。
会社員として得意だったことを一つ挙げるなら、
いかにサボり、いかにネットサーフィンを楽しむか。
終わっています。
よしなり村長、会社員適性はかなり怪しいです。
ただ、その短い経験でも、はっきり感じたことがあります。
司法書士法人にいる時は、すでにお客様がいました。
すでに案件がありました。
すでに事務所の看板がありました。
すでに信用がありました。
僕はそこで、専門知識を使い、相手にわかりやすく説明し、円滑に対応すればよかった。
これはこれで大事な仕事です。
資格も知識もコミュニケーションも必要です。
ただ、もしそのお客様を自分でゼロから集めろと言われたら、話はまったく変わります。
2011年当時の僕なら、かなり迷ったと思います。
足を運んで営業するのか。
ブログを書くのか。
紹介を増やすのか。
地域の人に顔を売るのか。
士業交流会に行くのか。
少しやって結果が出なければ、静かに心が折れていた気がします。
ここです。
既存のお客様に対応する力と、新規のお客様を生む力は、同じ仕事に見えて、かなり別物です。
会社には、最初からいろいろ乗っている
会社員として優秀な人は、本当にすごいです。
納期を守る。
人をまとめる。
数字を見る。
お客さんと話す。
トラブルを処理する。
組織の中で成果を出す。
これは高度な能力です。
会社という巨大な生き物の中で、ちゃんと動ける人は強い。
ただ、会社には最初からいろいろ乗っています。
商品がある。
会社名がある。
信用がある。
営業資料がある。
ホームページがある。
過去の実績がある。
決済方法がある。
問い合わせ窓口がある。
お客様との接点がある。
つまり、会社員は立派な船に乗っています。
船体は会社。
エンジンも会社。
港との契約も会社。
航路もだいたい会社。
本人は、その船の中で一生懸命オールを漕いでいる。
これは立派です。
かなり立派です。
副業を始めると、急に砂浜です
副業を始めた瞬間、景色が変わります。
急に砂浜です。
船がありません。
オールもありません。
港もありません。
お客様も並んでいません。
目の前にあるのは、木の枝、ロープ、謎の板。
そこで誰かに言われます。
「はい、出航してください」
無茶です。
まずイカダ作りからです。
ここで多くの優秀な人がつまずきます。
自分は、船を漕ぐのが得意だった。
ところが、副業で求められているのは、船を作る力だった。
ここを見誤ると、かなり苦しくなります。
副業で最初に必要なのは、この2つです
副業や起業で最初に必要なのは、大きく言うと2つです。
① 自分の商品を作る力
② 自分で見込み客を集める力
この2つです。
かなり地味です。
「月収100万円!」
「スマホ1台で自由!」
「寝ている間に収益!」
こういう言葉に比べると、華がありません。
地味です。
玄米みたいです。
ただ、ここがないと売上は立ちません。
会社では、売るものが先にある。
副業では、売るものから自分で作る。
会社では、お客様が会社を知っている。
副業では、お客様はあなたの存在すら知らない。
この差は大きいです。
会社の看板を外した瞬間、名刺は急に紙になります。
「大手企業の営業部長です」は強い。
「個人で相談サービスを始めました」は、急に弱い。
「司法書士法人の担当者です」は通じる。
「個人で司法書士業を始めました」は、まず知ってもらうところから始まる。
この落差に、心がザワつきます。
静かな山奥に高級レストランを開いてはいけない
優秀な人ほど、最初にきれいなものを作ろうとします。
立派なサービス名。
きれいなロゴ。
丁寧な資料。
整ったプロフィール。
長い理念文。
完璧な講座設計。
もちろん大事です。
ただ、肝心の問いが抜けることがあります。
それ、誰が欲しいのか。
その人はどこにいるのか。
なぜ今、買うのか。
あなたから買う理由は何か。
ここがないまま進むと、静かな山奥に高級レストランを開くような状態になります。
料理はうまい。
店内もきれい。
シェフも真面目。
メニューも立派。
ただ、山奥です。
誰も来ません。
本人は言います。
「味には自信があるんです」
村長は思います。
まず、道を作ろう。
看板を出そう。
誰に来てほしいか決めよう。
その人が腹を空かせる時間に、店の存在を知らせよう。
ビジネスは、料理の腕だけでは回りません。
お腹が空いている人に、店の存在が届いて初めて始まります。
「得意です」だけでは商品になりにくい
会社員能力は、素材としてはかなり強いです。
人をまとめられる。
営業ができる。
企画ができる。
資料が作れる。
調整がうまい。
話を聞くのが得意。
全部、価値があります。
ただ、そのままだと少し弱い。
「人をまとめられます」
これだけでは商品になりにくい。
誰をまとめるのか。
何のためにまとめるのか。
どんな混乱を整理するのか。
その結果、相手はどう楽になるのか。
ここまで落とす必要があります。
「営業できます」も同じです。
何を売る営業なのか。
誰に向けた営業なのか。
売れない原因はトークなのか、商品設計なのか、見込み客不足なのか。
ここを見ないと、ただの根性営業になります。
村長、根性営業はすぐに逃げます。
事業化とは、素材をメニューに変えることです
米、肉、野菜、調味料がある。
素材はいい。
けれど、料理名がない。
誰に出すのかも決まっていない。
朝食なのか、ランチなのか、深夜のラーメンなのかも決まっていない。
その状態で「おいしいはずです」と言われても、相手は注文しにくい。
事業化とは、素材を料理に変えることです。
経験を商品に変えることです。
得意をメニューにすることです。
悔しさを誰かの解決策に変えることです。
そのメニューを、必要としている人に届けることです。
ここまで行って、初めて売上に近づきます。
僕がやりたいのは、ここです
僕がやりたいのは、ここです。
人の夢、経験、得意、悔しさを見つける。
それを商品にする。
言葉にする。
導線にする。
見込み客に届く形にする。
仲間や市場につなげる。
つまり、夢を事業にするプロモーターです。
夢だけでは食べられません。
商品だけでも足りません。
発信だけでも足りません。
必要なのは、夢を商品に変え、商品を欲しい人に届ける流れです。
ここができた時、会社員として積み上げてきた力は一気に生きます。
管理能力も生きる。
調整力も生きる。
資料作成力も生きる。
営業力も生きる。
コミュニケーション能力も生きる。
ただ、最初の一歩はそこではありません。
最初の一歩は、ここです。
何を売るのか。
誰に売るのか。
なぜその人は買うのか。
どうやってその人に出会うのか。
ここからが事業です。
会社の看板を外したあとに残るもの
優秀なサラリーマンが副業でつまずく理由は、能力不足ではありません。
会社で使っていた地図を、そのまま副業の世界に持ち込むからです。
会社の地図には、商品が載っている。
顧客も載っている。
看板も載っている。
信用も載っている。
ルートも載っている。
副業の地図には、最初は何も載っていません。
白紙です。
そこに、自分で書き込む必要があります。
誰に届けるのか。
何を届けるのか。
いくらで届けるのか。
どんな言葉で届けるのか。
どこで出会うのか。
誰と一緒に進むのか。
会社員として優秀だった人は、弱くありません。
むしろ、かなり強い。
ただ、船を漕ぐ力と、船を作る力は違います。
会社の看板を外した時に、あなたは何を売れますか。
会社の顧客リストがない時に、誰に届けられますか。
肩書きではなく、自分の経験や夢から、どんな商品を作れますか。
ここに向き合った時、副業はただの小銭稼ぎではなくなります。
人生後半の、自分の旗づくりになります。
僕は、その旗を一緒に見つけたい。
まだ形になっていない経験を、商品にする。
まだ届いていない思いを、言葉にする。
まだ出会っていないお客様へ、導線を作る。
ただの夢で終わらせず、事業の形に育てる。
それが、よしなり村長としてやりたいことです。
会社の看板を外したあとも残るもの。
それは、肩書きではなく、自分の旗です。
追伸
ただいま、30分で夢を仕事に変える個別相談を受け付けています。
「これ、自分の夢や経験も仕事になるのかな」
と思った方は、詳しくはこちらのnoteをご覧ください。
村長が、あなたの中にある仕事の種を一緒に見ます。
※スマホでうまく開けない場合は、リンク部分を長押ししてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
感想付きのリスタックをしていただけましたら、リスタックでお返しさせていただきます。



おっしゃる通りすぎてぐうの音もでません🤣🤣🤣
めちゃわかりやすかったです。
夢の種を見つけたい〜〜🙌