司法書士に一発合格した僕が、司法書士をやらない理由
2万5000時間の努力を、未来の牢屋にしたくなかった。
どうも、よしなりです。
僕は司法書士の資格を持っています。
しかも、司法書士試験は一発合格でした。
こう言うと、たまに言われます。
「え、じゃあ司法書士やればいいじゃないですか」
たしかに、普通はそう思うと思います。
国家資格。
難関資格。
先生と呼ばれる仕事。
親も安心する。
社会的信用もある。
でも、僕は司法書士をやっていません。
一度はやりました。
東京の六本木付近にある司法書士法人で働きました。
その後、世田谷区で司法書士登録をして、自宅を事務所にしたこともあります。
でも、今はやっていません。
これからも、たぶんやりません。
理由は一つです。
そこに、自分の未来があると思えなかったからです。
司法書士は、僕にとって夢の資格ではなかった
僕はもともと司法試験を受けていました。
5回ほど受験しました。
7年以上勉強しました。
2万時間以上は使ったと思います。
でも、受かりませんでした。
普通に、敗北です。
その後、28歳か29歳くらいの頃。
司法試験を断念し、司法書士試験を受けました。
理由は、きれいではありません。
ここまで勉強した時間を、無駄にしたくなかった。
司法書士は、僕にとって夢の資格というより、司法試験に敗れた自分を回収するための資格でした。
司法書士の方には申し訳ないけれど、当時の僕には滑り止めのような感覚もありました。
ただ、それでも必死でした。
当時の僕には、もうそれしかなかったからです。
司法書士試験にも、おそらく5000時間くらいは使いました。
そして、一発で合格しました。
嬉しかったです。
でも、歓喜というより安堵でした。
親に報告すると、「おめでとう」と言ってくれました。
親も、たぶんホッとしていたと思います。
僕も同じです。
やっと、長すぎた受験生活に一つ名前がついた。
そんな感覚でした。
でも、そこは僕の本丸ではなかった
司法書士法人で働いて、すぐに違和感が出ました。
仕事は、とにかく細かい。
申請書。
登記書類。
名前。
住所。
点が一つ抜けても、書類が通らない。
もちろん、大事な仕事です。
向いている人もいると思います。
でも、僕には合いませんでした。
僕は、企画を考えたい。
新しい事業を作りたい。
人を巻き込みたい。
もっとダイナミックに動きたい。
点を一つ忘れないために人生を使うより、
点と点をつないで、新しい何かを作る方に人生を使いたかった。
仮に司法書士で年収1000万円になったとしても。
2000万円になったとしても。
それでも、たぶん嫌だったと思います。
お金の問題ではありません。
その人生に、ワクワクできなかった。
これが大きかった。
資格は、人生の住所ではない
資格を取ったから、その仕事をしなければいけない。
僕は、この考え方にかなり違和感があります。
資格は本来、楽しい未来や豊かな未来を作るためのものです。
なのに、その資格が未来を縛ってしまうことがある。
これは、かなりもったいない。
資格は、住所ではありません。
そこに一生住まなければいけない場所ではない。
資格は、武器です。
信用です。
過去に努力した証明です。
でも、未来を閉じ込める鎖ではありません。
僕は、司法書士という資格に住むつもりはありませんでした。
AI時代に、過去の資格だけでは守れない
ここは、少し攻めて言います。
AI時代に、司法書士的な仕事の価値は大きく変わると思っています。
申請書類の作成。
登記。
会社設立。
相続関係の書類。
こういうものは、AIとかなり相性がいい。
もちろん、明日すべてが消えるとは言いません。
人間の確認や責任が必要な場面も残ると思います。
でも、価値の置き場所は確実に変わる。
少なくとも僕は、そこに自分の未来を固定したくありません。
AI時代に怖いのは、仕事が変わることではありません。
過去の成功体験にしがみついて、考えることをやめることです。
昔はこれで通用した。
この資格がある。
この肩書きがある。
先生と呼ばれる。
だから大丈夫。
そうやって、変わる時代を見ない。
新しい場所に踏み込まない。
その方が、僕は怖い。
司法書士資格は、無駄ではなかった
では、司法書士資格は無駄だったのか。
それは違います。
あの試験に受かった自分は、一応よく頑張ったと思います。
司法試験に落ち続けたあとで、司法書士に一発合格した。
それは当時の自分なりの回収でした。
法律を学んだことで、制度を見る目もできました。
何をどの程度やると問題になるのか。
どこに規制がありそうか。
どこに例外がありそうか。
そういう感覚は、今でも多少は残っています。
AIに質問する時も、法律を知らない人よりは角度の良い質問ができると思います。
努力する力。
集中する力。
自分なりの勉強法。
それも残っています。
つまり、司法書士の仕事はしていない。
でも、司法書士に受かった自分は、どこかで今も使っている。
過去を捨てたわけではありません。
過去に住むのをやめただけです。
過去を生かすことと、過去に縛られることは違う
過去を生かすとは、未来にアドバンテージを持つことです。
過去に縛られるとは、未来の選択肢を狭めることです。
資格を使って未来が広がるなら、使えばいい。
その仕事で燃えるなら、やればいい。
でも、その資格があるせいで、
本当はやりたいことに踏み込めない。
本当は新しい時代に行きたいのに、古い場所から出られない。
本当はワクワクする未来があるのに、資格の範囲内でしか自分を使えない。
それなら、かなりもったいない。
過去の努力が無駄になるのは怖い。
それはわかります。
でも、過去の努力を守るために、可能性のある未来を潰す方がもっと怖い。
最後に
僕が司法書士をやらない理由は、司法書士に受かったことを後悔しているからではありません。
あの試験に受かった自分は、一応誇りです。
親も安心してくれた。
長すぎた受験生活にも、一つ区切りがついた。
でも、そこに住むつもりはありませんでした。
僕は司法書士をやらなかったから、YouTubeに行けました。
ビジネスに行けました。
コンサルに行けました。
今こうして、サブスタ村を作っています。
過去の資格や経験に縛られて、本当はやりたいことに踏み込めない人へ。
苦しいかもしれません。
不安かもしれません。
もったいないと言われるかもしれません。
でも、もうそんな時代じゃないと思います。
資格に人生を助けてもらうのはいい。
でも、資格に人生を決めさせたくはない。
過去の努力を、未来の牢屋にしないでください。
僕が司法書士をやらない理由は、それです。
よしなりでした。
追伸
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資格を持っているのに、その資格を使う未来が見えないから辞めるのは大切ですね。ぼくも元医師という方々をたくさん見てきました。合わないなら、別の道を探すのは、他人から見ると???となりますが、楽しく生きていくコツ。そーゆーことができるよりなり村長だから、人が自然と集まるんでしょうね〜。