劇場女と僕。
泣いて、笑って、また走る。僕がうさこ先生を世界一の舞台へ連れていきたい理由。
「昨日は泣いてばかりいてごめんね。よしなりさん、私、頑張るから」
ある朝、うさこ先生からLINEが届いた。
前の晩、彼女は泣いていた。
「どうして、みんないなくなっちゃうんだろう」
「私の何がダメなんだろう」
一緒に活動していた人たちが、一人、また一人と去っていった。
ようやく右腕と呼べる人が現れたと思った矢先、その人も現場からいなくなった。
20人を超えるモニター施術がキャンセルになった。空けていた日程には、別のお客さんも入れられない。関連する損失まで含めれば、数百万円規模になった。
その夜、うさこ先生は言った。
「私もダメかもしれない」
翌朝には、
「よしなりさん、私、頑張るから」
この人は、よく泣く。
よく笑う。
落ち込む時は、世界が終わったような顔をする。
翌朝には、昨日より大きな話を始める。
僕は、そんな彼女を「劇場女」と呼んでいる。
本人も笑って認めている。
これは恋愛の話ではない。
うさこ先生には、夫も子どももいる。
僕の大切なビジネスパートナーであり、推しであり、何度転んでも立ち上がる人への公開ラブレターです。
助走なしで入ってきた女
初めて会ったのは、今から約3年前。
東京・町田の焼肉屋だった。
現在も一緒に活動している久保健が開いた、10人ほどのX交流会。
僕は自分では普通にしているつもりなのだが、見た目がクールで、少し冷たそうに見えるらしい。
初対面では、遠巻きに見られることが多い。
うさこ先生には、その遠巻き期間がなかった。
会った瞬間、笑顔で近づいてきた。
「よしなりさん、いつもX見てます。わあ、本物の方が写真より素敵ですね」
速い。
人のテリトリーへの入り方が、やたら速い。
この人には、助走がない。
それなのに、媚びている感じがしなかった。
本当に思ったことを、そのまま口にしている顔だった。
うさこ先生は、初対面の相手とも5秒で仲良くなる。
人との距離を縮める力に関しては、天才に近い。
興味を持つ。タイにいる。
交流会で、家が近いことを知った。
僕が深夜によく散歩していると話すと、
「今度、一緒に散歩しましょう」
ということになった。
それから、月に一度くらい会うようになった。
顔を合わせるたび、彼女は新しい報告を持ってきた。
「タイへ行くことにしたの」
「社団法人を作ることにしたの」
「新しいイベントをやることにしたの」
普通の人の近況報告は、
「最近忙しくて」
で終わる。
うさこ先生の近況報告は、毎回何かが始まっている。
ある時、飲み会へ来る予定だった彼女から連絡が入った。
急にタイへ行くことになったので、参加できないという。
多くの人は、海外で何かを学びたいと思ったら、まず検索する。
家族へ相談し、費用を調べ、日程を確認し、半年くらい悩む。
うさこ先生は違う。
興味を持つ。
タイにいる。
思いつきだけの人なら、ここまで面白くない。
彼女は実際に行き、学び、日本へ持ち帰り、自分の仕事へ変えてしまう。
現実では150センチ。メタバースでは巨人。
うさこ先生は、身長が150センチほどしかない。
声もかわいい。
そのため、女性から軽く見られることもあるらしい。
本人は小さく見られることを気にして、時々10センチを超えるハイヒールを履く。
現在、一緒に作っているRobloxのバーチャル空間では、彼女のアバターは巨大なウサギ人間だ。
現実では150センチ。
メタバースでは巨人。
たぶん、あれが彼女の魂の実寸なのだと思う。
本人の人生を映画にするなら、タイトルはこれでいい。
小さいけど、文句はありますか。
僕が彼女を一言で表すなら、「おぼっちゃまくん」でもある。
女性に対して使う表現として正しいのかは知らない。
裕福な家庭で育ち、大きな屋敷で暮らし、執事がいた時期もあるらしい。
世間との微妙なズレが、とにかく面白い。
以前、一緒にラーメン屋へ行った。
「よしなりさんと同じものにして」
そう言うので、僕と同じラーメンを二つ注文した。
僕はトッピングを全部乗せる派だ。
チャーシュー、卵、メンマ、野菜、きくらげ、ネギ。
乗せられるものは、だいたい乗せる。
目の前に山のようなラーメンが届いた。
うさこ先生は、それを見て言った。
「最近のラーメンって、具が多いのね」
違う。
最近のラーメンではない。
僕が全部乗せた。
ラーメンの全部乗せには気づかない。
社会の不自然さには、誰より早く気づく。
そのアンバランスさが、うさこ先生です。
自分の人生を選べなかった
明るく、元気で、毎日楽しそうに見える彼女にも、人生を見失うほど苦しかった時期がある。
息子さんの引きこもりをきっかけに、勤めていた外資系企業を休職した。
外から見れば、裕福な家庭で育ち、家族も仕事もある女性だった。
本人の中には、自分の人生を自分で選んでいる感覚がなかった。
家庭や夫婦関係の中で、
経済的にも
時間的にも
精神的にも
自立していない。
自分が嫌いだった。
惨めだと感じていた。
生きることまで見失いかけた時期もあった。
現在は、自分のやりたいことを家族へ伝え、家族からの応援も受けている。
自分で収入を作り、自分で時間を決め、自分の使命に向かって生きている。
「毎日が楽しい」
と笑う。
だから、人生を選べずにいる女性を放っておけない。
うさこ先生が掲げる使命は、
誰もが、自分の未来を作り変えられる社会を作る。
というものだ。
彼女が言う女性の自立には、三つある。
経済の自立
時間の自立
心の自立
離婚を勧めたいわけではない。
結婚を否定したいわけでもない。
結婚するにも、しないにも、お金がないから選べない女性を減らしたいのだ。
働くのか。
休むのか。
誰と生きるのか。
自分の人生なのだから、自分で決める。
その選択肢を、女性へ戻したいと思っている。
性の話ではなく、人生の主導権の話
うさこ先生は、性について話すことへの抵抗が少ない。
日本では、女性が自分の性や身体について話すだけで、
「いやらしい女性」
と見られることがある。
その空気の中で、自分の身体を知ろうとしない女性もいる。
彼女が変えたいのは、そこだ。
性を派手に語りたいのではない。
女性に、自分の身体と人生の主導権を戻したい。
数年前、彼女自身も、くしゃみをするだけで尿漏れすることに悩んでいた。
自分の身体について学び、実践し、変化を感じた。
その経験を、他の女性にも届けたいと思った。
彼女が作りたいのは、こんな社会だ。
自分の身体について安心して話せる
パートナーと本音で向き合える
結婚という形だけに縛られない
安心、信頼、尊敬でつながれる
性を解放したいのではない。
身体を入り口に、人生を自分へ取り戻してほしい。
それが、彼女の描く未来です。
一人でも楽しかった。二人なら別の遊びが始まった。
僕自身は、自己破産の手続きが終わった後も、絶望していたわけではない。
YouTubeやアフィリエイトの収入があり、時間も大量にあった。
英語を勉強する。
Netflixを見る。
AIを使って、一人でゲームやアニメーションを作る。
そのまま淡々と暮らす人生も、普通に楽しかったと思う。
虚しさもなかった。
うさこ先生と深夜に2時間、3時間と歩きながら話していると、別の遊びを思い出した。
誰かと事業を作る。
誰かの可能性を応援する。
仲間を巻き込み、現実を動かす。
僕は、彼女を救ったつもりはない。
彼女の喜怒哀楽を見ているうちに、人間は面白いなと思うようになった。
僕は何が起きても、人生のゲームイベントとして淡々と眺める。
うさこ先生は、全部を全身で受け止める。
喜ぶ。
泣く。
笑う。
そして、次の日には走る。
僕には、もう少し喜怒哀楽があってもいい。
この人を見ていると、そう思う。
初月から200万円を売った
約1年前、僕たちは「ペアテック」という事業を始めた。
男女の心身の健康を支える事業だ。
最初に構想を持っていたのは、うさこ先生だった。
彼女はすでに施術を行い、「男女の本音の会」という交流イベントも開いていた。
そこで聞いた男女の悩みをもとに、誰へ何を届けるのかを一緒に考えた。
役割は、自然に分かれた。
僕は、コンセプト・商品・発信の構造を作る
うさこ先生は、現場へ飛び込み、人と会い、施術し、動かす
タイなどで学んだ技術と、自分の身体への研究をもとに、独自のリラクゼーション施術を作り上げた。
リペアテックリラクゼーション。
初月の施術売上は、200万円を超えた。
その後も3か月連続で、月の施術売上が200万円を超えた。
本人から届いた報告は、派手ではなかった。
「よしなりさん、200万円超えたよ」
それだけだった。
本人の中では、ゴールではなかったのだと思う。
自由が丘を中心に、三宮、藤沢、相模大野へ活動場所も広がった。
お客さんからは、手紙や差し入れが届く。
「うさこ先生に会うと元気が出る」
「未来が明るく見える」
彼女が本当に渡しているのは、施術だけではない。
「自分の未来は、まだ変えられる」
という感覚なのだと思う。
本人が売れることと、人を育てることは違った
うさこ先生のもとには、自立したい女性たちが集まった。
自分で稼ぎたい。
好きなことや得意なことで仕事をしたい。
パートナーを元気にする知識や技術を学びたい。
認定講師は、最大で15人ほどになった。
うさこ先生には、人をその気にさせる力がある。
本人が楽しそうに挑戦し、次々と新しいことを始める姿を見れば、自分にもできそうに感じる。
現実には、地味な仕事が待っている。
発信
営業
継続
顔を出す怖さ
投稿しても誰にも見られない期間
お客さんが来ない時間
その重さに直面し、一人、また一人と去っていった。
僕たち運営側にも責任があった。
契約書には、必要なことを書いていた。
僕たちは、書けば伝わると思っていた。
契約書は読める。
お客さんが来ない夜の長さまでは書いていなかった。
本人が売れることと、他の人が売れる仕組みを作ることは、別の仕事だった。
僕たちは、そこで初めて知った。
「どうして、みんないなくなるんだろう」
最初の離脱者が出た時、うさこ先生から連絡が来た。
「よしなりさん、急に○○さんがこんなことを言ってきたんだけれど、なんでだろう」
本人には、辞める理由が理解しにくかったのだと思う。
自分は苦しい時も進んできた。
怖い時も動いた。
同じ未来を見て集まった人なら、一緒に歩いてくれると信じていた。
一人が去った。
次の人も去った。
「どうして、みんないなくなっちゃうんだろう」
「私の何がダメなんだろう」
うさこ先生は、人が去るたびに、自分の至らなさを探す。
去った相手を嫌いにはならない。
戻ってきたら、きっと笑顔で迎える。
人を信じる力が、最大の武器であり、最大の傷口でもある。
右腕と、数百万円が消えた
ようやく、右腕と呼べる人も現れた。
その人のために、20人を超えるモニター施術を集めた。
予約も入り、次の展開が見え始めていた。
その人は、恋愛をきっかけに現場から離れた。
予約はすべてキャンセル。
空けていた枠には、別のお客さんも入れられない。
関連する損失を合わせれば、数百万円規模になった。
うさこ先生は泣いた。
「恋愛を重視する女性は、もう信じられない」
自分が裏切られたこと以上に、その女性の未来を心配していたのだと思う。
恋愛は大切。
男性とのパートナーシップも大切。
そのために、自分の人生や夢まで手放してほしくない。
その夜、僕たちは高級な会議室には行かなかった。
コンビニで酒を買い、深夜の道を歩いた。
何が悪かったのか。
次はどう変えるのか。
どんな人と進むのか。
最後には、また次の話をしていた。
3日かかった作業を、クボケンが5分で終わらせた
うさこ先生は、人と会い、人を励まし、現場の空気を変えることには恐ろしく強い。
パソコンの前に座ると、急に迷子になる。
予約から決済までを管理するサービスの設定に、3日間格闘していたことがある。
久保健が画面を見た。
「うさこさん、こうすれば平気ですよ」
5分ほどで終わった。
うさこ先生は満面の笑顔で言った。
「クボケン、天才!」
自分にない能力を持つ人を、素直に天才と呼べる。
そして翌日には、何事もなかったようにお客さんへ対応し、SNSを発信している。
作業は遅い。
決断は早い。
忘れっぽい。
人の気持ちは、忘れない。
この凸凹を、一人で全部直す必要はない。
チームで補えばいい。
クボケンが右腕なら、僕は左腕でいい
久保健は、うさこ先生の右腕だ。
パソコンや実務の問題を解き、現場を支えている。
僕は左腕だと思っている。
僕が地図を作る。
彼女は、その道を歩く。
僕は構造を考える。
彼女は、人を巻き込む。
僕は感情に左右されず、課題を見る。
彼女は全身で喜び、泣き、笑う。
時々、うさこ先生から、
「よしなりさん、もっとやる気を出してほしい」
と言われる。
僕は、やる気を出している。
やる気が表情にも声にも出ないだけだ。
僕の言葉は、おそらく厳しい。
本人も、日々プレッシャーを感じていると思う。
夢を本気で実現したいと言う限り、僕も本気で向き合う。
軽い励ましだけを渡す気はない。
その代わり、翌朝にまた歩くと言うなら、何度でも地図を作り直す。
本気で生きる人は、芸人より面白い
うさこ先生は、おおらかで、明るく、ピュアだ。
その心が、人を引きつける。
同じ理由で、周囲を混乱させることもある。
性や身体への羞恥心が少ない本人が、かなり透ける衣装でストレッチを始め、他の認定講師にも同じ衣装を渡したことがある。
「一緒にYouTubeへ出ましょう」
本人は楽しそうだった。
周りは引いていた。
自分と他人の常識は違う。
そのことを、彼女は現在も学んでいる。
一方で、人への感謝は形にする。
僕は、自分の誕生日をほとんど人に言っていない。
うさこ先生は、どこからか誕生日を調べ、心のこもったプレゼントをくれた。
中身は、ここには書かない。
どこで調べたのかも、今も知らない。
恥ずかしかったが、とてもうれしかった。
本気で生きる人間は、時々、芸人より面白い。
うさこ先生は、僕が知る中で日本一面白い芸人だ。
本人には、笑わせようという意識がまったくない。
夢がかなったら、次は何をしようか
現在、うさこ先生が最優先で実現したいのは、リペアテックの認定講師を育て、自分の手で収入を作れる女性を増やすことだ。
そして、心身ともに活力のある男性を増やすこと。
最終的には、ペアテックを世界の健康のスタンダードにしたいと考えている。
5年後には、日本中の人が名前を知るサロンにしたい。
女性が、経済・時間・心の自立を手に入れる
男性も女性も、健康寿命を延ばす
大人になっても、身体や性や遊びを楽しむ
課題は山ほどある。
必要なものは、歩きながら作ればいい。
まだ、応援できる人がたくさんいる。
まだ、自分の未来を選べずにいる女性がいる。
まだ、活力を失っている男性がいる。
進む理由としては、それで十分だ。
5年後。
うさこ先生が、日本中の人が知る事業を作っていたら。
多くの女性が、自分の手で収入と未来を選んでいたら。
僕は、その隣で何をしていたいのか。
たぶん、週に一度くらい、普通に散歩をしている。
コンビニで何かを買い、2時間、3時間と歩きながら、次にやることを話す。
僕たちは、健康寿命をもっと長くしたい。
さらに言えば、老いない力を手に入れたい。
人生後半を少し延ばすだけでは足りない。
未来永劫、面白いことを企み続けたい。
いつかは宇宙を舞台に、何かくだらなくて大きなことを始めたい。
うさこ先生。
出会ってくれて、ありがとう。
時々サイコパスのような僕につき合ってくれて、ありがとう。
僕は、世界一のうさこ先生のファンです。
あなたが想像している以上の舞台へ、連れていきたい。
夢に向かって歩き続ける限り、僕は左腕として地図を作り続けます。
泣いてもいい。
パソコンの設定に3日かかってもいい。
翌朝に、また言ってください。
「私、成し遂げる」
あなたが夢を実現した日、僕は感動的な言葉を言わないと思います。
たぶん、軽くこう言います。
「次は、何をしようか」
追伸
ただいま、30分で夢を仕事に変える個別相談を受け付けています。
「これ、自分の夢や経験も仕事になるのかな」
と思った方は、詳しくはこちらのnoteをご覧ください。
村長が、あなたの中にある仕事の種を一緒に見ます。
※スマホでうまく開けない場合は、リンク部分を長押ししてみてください。











昨日はあんなに楽しかったのに。不甲斐なさ、悲しさ、焦り、絶望感が襲ってきてしまった😭よしなりさんとくぼけんのおかげ。また立ち上がれる。いつもありがとう。また花火やりたい!
素敵なエールレターで、村長とうさこ先生の信頼関係が凄い伝わります🤩
こんな素敵なエール送られたら、誰もが幸せになりそう🥹
そして、村長の書く文章はとても読みやすくていつも引き込まれます(いつも楽しく読ませてもらってます🙇♂️)。
文章術参考にさせて頂きますね😉🍀