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購読者を減らせ。全員に好かれる発信は、誰の一番にもなれない。
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購読者を減らせ。全員に好かれる発信は、誰の一番にもなれない。

Xをゼロから13万人まで伸ばした僕が、Substackで「数」を追うのをやめた理由

購読者が一人増えると、うれしい。

二人減ると、妙に気になる。

たった二人なのに、昨夜食べた夕飯より鮮明に覚えている。

発信者にとって、購読者数やフォロワー数は血圧計のようなものです。上がれば元気になり、下がれば「何か悪いことを言ったかな」と不安になる。

その気持ちは、よく分かります。

僕自身、Substackを始めてから購読者を増やすことに力を入れ、一か月ほどで約500人まで増やしました。現在は700人を超えています。

Xでは、ほぼゼロの状態から半年ほどで約5万人、一年ほどで約13万人までフォロワーを増やした経験もあります。

だから、数を増やすことを否定するつもりはありません。増えれば素直にうれしいし、届けられる人数が増えること自体には価値があります。

その上で、これからSubstackを志事や実業につなげたい人には、あえて言いたい。

購読者を減らしてください。

正確に言えば、購読者が減ることを恐れずに、自分の発信を尖らせてください。

これは「嫌われることを言え」という話ではありません。

全員に好かれるために、自分の言いたいことを薄めるのをやめよう、という話です。

数字は、甘い

フォロワー数や購読者数は、発信者にとって砂糖に似ています。

増えると気持ちがいい。もう一口欲しくなる。昨日より数字が増えていれば、「自分は前に進んでいる」と感じられる。

ところが、数字を増やすことが第一目的になると、少しずつ発信が変わります。

反対されそうなことは書かない。

お金の話は生々しいので避ける。

対象を絞ると読者が減りそうなので、「みんなの役に立つ話」にする。

強い結論を出さず、「人それぞれですよね」で終わらせる。

角が取れ、毒が抜け、最後には誰もが安心して読める文章になります。

読みやすい。感じもいい。少し役に立つ。

そして、読み終えた五分後には、誰が書いたのか思い出せない。

優しい発信が悪いわけではありません。問題は、優しさと引き換えに、自分の輪郭まで消してしまうことです。

フォロワーを増やすコツは「少し有益」

僕は2021年ごろ、Xのフォロワーを本気で増やそうと考えました。

有名人としてXを始めたわけではありません。テレビ出演による知名度もなく、別の巨大メディアから何十万人も連れてきた経験もない。Xという場所だけで、一般人がゼロからどこまで伸ばせるかを徹底的に試しました。

そこで分かったことがあります。

幅広くフォロワーを増やしたいなら、発信は「少し有益」であることが強い。

深すぎない。尖りすぎない。誰かの価値観を激しく揺さぶらない。今日知ると少し得をして、明日忘れても生活に困らない。

たとえば、申請すれば受け取れる給付や支援、家計の小さな節約、すぐに使える便利な機能。こうした情報は、多くの人に関係します。

一件で人生が大きく変わるほどではなくても、「知らないより知っていた方が得だ」と感じる。無料の試食コーナーで、つまようじに刺さったウインナーを一つもらう感覚に近いかもしれません。

わざわざ断る理由がない。

フォローも無料です。購読も無料です。後で見るかもしれないから、押しておこう。仲良くしてくれたから、こちらもつながっておこう。

そんな軽い動機からも、数字は増えます。

ここで、二つの発信を比べてみます。

一つ目は、暮らしの中ですぐ使える、ゆるくて少し得する情報を毎日届ける発信。

二つ目は、「本気で月100万円を目指す人に、厳しい現実も失敗も含めて、必要な行動をすべて伝える」という発信。

フォロワー数が増えやすいのは、おそらく一つ目です。

対象が広く、受け取る側の覚悟もいらないからです。

二つ目は対象が狭い。お金の話を好まない人は離れます。厳しいことを聞きたくない人にも好かれません。

その代わり、本気で結果を求める人には深く刺さります。

ここに、「人数」と「濃さ」の違いがあります。

無料で集まる人と、お金を払う人は同じではない

購読者が1000人いる。

これは立派な数字です。

ところが、その1000人が何を期待して集まったのかによって、価値はまるで違います。

交流を楽しみたい人が1000人いるのか。

毎日の小ネタを読みたい人が1000人いるのか。

あなたの考え方や経験に強く共感する人が1000人いるのか。

あなたの専門性に悩みを解決してほしい人が1000人いるのか。

同じ「1000人」であっても、商品やサービスにつながる可能性は大きく変わります。

無料でフォローすることと、お金を払って申し込むことの間には、想像以上に大きな川があります。

発信者は、岸辺に人が大勢集まっているのを見ると安心します。にぎやかで、コメントも届き、ライブにも人が来る。

そこで「これだけ人がいるなら、商品を出せば売れるだろう」と考える。

いざ橋を渡ってくださいと伝えると、誰も渡ってこない。

これは人が悪いのではありません。

集まった理由と、売りたいものが違っていただけです。

無料の小ネタを楽しみに来た人へ、突然30万円の起業支援を案内しても、相手から見れば「急に何の話ですか」となります。

発信者が途中で商売人に豹変したのではなく、最初から店の看板が見えていなかったのです。

Substackで起きやすい「成長の罠」

Substackでは、購読者やフォロワーを増やす方法が少しずつ見えてきます。

短いノートを投稿する。

ほかの人の発信を読み、交流する。

長文記事を書く。

ライブ配信で声や人柄を届ける。

続けていくうちに、「こう動けば反応が増える」「この時間に出すと読まれやすい」「交流すれば購読につながる」という感覚が身についてきます。

それは大きな成長です。僕自身、Substackを始めて二か月半ほどの間に、同じことを経験してきました。

危険なのは、増やし方を覚えたあとです。

増やせるようになると、増やすことがゲームになります。

昨日は三人増えた。今日は五人増えた。次は1000人を目指そう。

数字が伸びるのは快感です。RPGでレベルが上がるのと似ています。ただし、レベル99になったのに、魔王を倒しに行かず、ずっと最初の村でスライムだけを倒している人もいます。

「何のために増やしているのか」を忘れた瞬間、成長は罠に変わります。

あなたのSubstackは、広場なのか、店なのか

Substackを使う目的が、仲間との交流や日々の楽しみなら、購読者を増やすことを中心にしても構いません。

人とつながる。文章を読み合う。ライブで笑う。そこから生まれる関係には、お金とは別の価値があります。

一方、Substackを志事や実業につなげたいなら、話は変わります。

誰の、どんな悩みを解決するのか。

自分は何を信じ、何には反対するのか。

読者にどんな変化を渡せるのか。

無料でどこまで伝え、その先にどんな商品や相談があるのか。

ここを明確にする必要があります。

「AIについて発信します」なら、多くの人が軽く興味を持つかもしれません。

「AI画像を仕事にしたい人に向けて、思いどおりの画像を作る方法から、商用制作、販売までを伝えます」と言えば、対象は減ります。

画像を作る気がない人は離れるでしょう。遊びで少し触れたい人にも重たく感じられます。

その代わり、AI画像を本気で仕事にしたい人から見れば、「これは自分のための発信だ」と分かります。有料購読を選んで学びたい人が出てくる可能性も高まります。

広い入口が悪いわけではありません。

入口は広くても、奥に何の店があるのかが見えていればいい。

問題は、入口で無料のティッシュを配ることに夢中になり、何の店なのか自分まで忘れてしまうことです。

「購読者を減らす」とは、境界線を引くこと

購読者を減らすために、人を傷つける必要はありません。

過激な言葉を叫ぶ必要も、無理に敵を作る必要もない。

必要なのは、自分の輪郭を出すことです。

誰に届けたいのかを決める。

誰には向かないのかも伝える。

自分の失敗を隠さない。

お金を受け取るなら、その話から逃げない。

結論をぼかさず、「僕はこう考える」と言い切る。

そうすれば、合わない人は離れます。

購読者が減ることもあるでしょう。フォロワーの伸びが止まる時期もあります。

それは失敗とは限りません。

八方に広がっていた光を、一点に集めた結果かもしれないからです。

虫眼鏡で太陽の光を集めると、紙を焦がすほど熱くなります。発信も同じです。広く薄く届く光と、狭く深く刺さる光では、起こせる変化が違います。

三つの質問で、発信の目的を取り戻す

もし最近、購読者数や反応ばかりが気になっているなら、次の三つを自分に聞いてみてください。

一つ目。僕は、何のためにこの発信を始めたのか。

数字を増やすためだったのか。仲間を作るためだったのか。自分の経験を誰かの役に立てるためだったのか。実業を作るためだったのか。

二つ目。一年後、読者に何をしてほしいのか。

毎日読んで笑ってほしいのか。相談に来てほしいのか。有料購読をしてほしいのか。一緒に企画を立ち上げたいのか。

三つ目。その発信で十人が離れても、残った一人に深く届くなら書くか。

ここで「書く」と思えるテーマに、あなたの本当の仕事が隠れています。

夢や経験はあるのに、何を商品にすればいいのか見えていない。始めたい実業があるけれど、需要があるのか確信が持てない。月5万円、10万円までは形になったものの、その先へどう育てるかが見えない。

そんな方に向けて、30分の個別相談を受け付けています。

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発信を増やす前に、「誰に、何を、なぜ届けるのか」を一緒に整理します。

誰からも好かれる人は、誰の一番にもなれない

購読者は、多い方がいい。

ただし、それは自分の目的に合った人が増えている場合です。

数を増やすことだけを目標にすれば、発信は広く、薄く、柔らかくなります。誰からも嫌われない代わりに、誰からも強く必要とされなくなる。

実業は、「みんな」からは始まりません。

「まさに自分のための話だ」と感じた、たった一人から始まります。

この記事を読んで、「自分がSubstackに求めているものとは違う」と思ったなら、購読を外していただいて構いません。

少し耳が痛い。けれど続きを読みたい。自分の夢や経験を、趣味の発信で終わらせず、誰かに価値を渡せる実業へ育てたい。

そう思った方には、これからも残ってほしいと思っています。

僕が増やしたいのは、名簿の人数ではありません。

夢を実業に変える、本気の関係です。

よしなり村長|夢を実業に変えるプロモーター

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